Monika Kikuchi
Vectorに通うことを決めた理由は、ダラダラ続けてきた英語の勉強に一区切りをつけたかったからです。
日本人にはよくあることかもしれませんが、今まで英語に接する機会が沢山あったのにも関わらず、英語を書くことはできても、話すとなると思うようにできず、自分の中で納得できていませんでした。そんな時、短期間集中でスピーキングに特化した授業を提供しているVectorを知り、年齢的にも最後のチャンスだと思い就学を決めました。
実際、授業を受けてみると、いかに自分の英語力が低いのか思い知らされました。特に授業初日はショックを受けました。というのも、私の英語は何を言っているのか全くわからない、なぜなら発音が全て外れているから(ワガママ英語)と指摘されたためです。こんなに何年も英語を勉強してきたのに、今まで費やしてきた時間は何だったのかと、流石に落ち込みました。
そこから私の発音との戦いが始まりました。今まで発音に関して全く気にしていなかったので、正しい音で英語を話すということが、いかに難しいのか思い知らされました。マリ先生の授業に加えて、マイコ先生の発音補講もとり、酷いレベルの私にも一から細かく指導していただき、基礎から学ぶことができました。
その他にもVectorでの挑戦は山ほどありました。とにかく覚えなければならないことと、しなければならないことがありすぎて、本当に辛かったです。今まで記憶することは、どちらかというと得意な方だと思っていましたが、自分の限界を超えるとはこういうことなのだと、人生で初めて思いました。特に二カ月目は記憶力が崩壊し、覚えようと思っても全く覚えられなくなり、全く思い通りにいかず、自暴自棄になりそうになりました。
当然マリ先生は、そんなできない私にも容赦はありません。発音、イントネーション、スピード、チャンクなど、一度に気をつけなければならないことが沢山あり、いつも混乱状態でした。でもこんなに細かく色々指摘をしてもらえる授業は他にないと思います。
加えて、Vectorでは人前で英語を話す機会を沢山提供しており、大変良い経験になりました。特に約20人相手の圧迫面接は今後の自信につながると思います。また、公の場でカナディアン相手のプレゼンテーションでは、臨機応変に対応することの難しさを知り、貴重な経験となりました
Vectorでの二カ月は、間違いなく人生で一番勉強した期間だと思います。本当に辛かったですが、その分沢山のことを学び、経験することができました。まだまだクリアしなければならない課題は山ほどあるので、Vectorで学んだ勉強方法で、今後も精進していきたいと思います。
二カ月間本当にお世話になりました。ありがとうございました。