Akina Otsuka
4ヶ月前の私は、まさかこのコースを受講するなんて思ってもいませんでした。そもそも、世界の福祉事情をこの目で見たいと2年間休職し、とりあえずカナダ生活を楽しめればいいや、英語は2年も住めば何とかなるだろう。と思っていました。でもカナダは1年経っても何も変えてくれませんでした。自分自身が変わらないと何も変わらなんだと気付き、Vectorを選びました。
初級の文法インプットコース、中級の会話アウトプットコースを受講した時、英語学習の楽しさを感じ、そこで満足していました。しかし発音ワークショップクラスを受けた時、英語を話すという難しさを感じ、それと共に話す楽しさも学びました。そして「自分自身が成長している!!」と実感しました。この成長を止めていいのか。このまま、また前の自分に戻るんじゃないか。悩み、自分自身の成長のため、APSコースを受講することを決めました。
正直、覚えることが苦手な私にとってこのコースは過酷でした。食生活が乱れる。寝れない。土日は遊べない。本当に辛く、何度も投げ出そうかと考えた事もありました。でもここまでしないと、年相応の英語を話せないのだと思いました。Mari先生は英語を話すヒントを沢山私達に与えてくれますが、助けはしてくれません。このコースに限らずVectorの先生達は、私達生徒の「自主性」を求めてきます。
Vectorで勉強する事は自分自身との戦いなんだと思っています。
単語が覚えれない自分に腹が立って泣いたり、文章をもっとスラスラ言いたいのに言えなくて悔しくて泣いたり、本当によく泣いたと思います笑。
でもこの悔し涙が、自分自身を強くして、成長するんだと分かりました。泣いてると先生は良く言います。「泣いてる暇があったら、単語を覚えなさい」と、一見冷たく感じるかもですが、泣くことよりも単語を覚えることの方が先なんです。こういったところで先生の愛を感じてました。
また、先生の英語教育に対する熱い想いを聞いて、自分達が受けてきた英語教育では、また自分と同じ想いをする子が増えるだけだと思い、教育に関して興味がわき、携わってみたいとも思いました。
2ヶ月間という長いようで短いこのコース。毎日、単語・文章・リスニング・シャドウイングを覚えては声に出し・・・こうして文字に書いてみるとこんなに簡単だけど、やっぱり受講した人にしか分からないこの達成感と、これがゴールじゃなくてスタートなんだという事。努力すればする程、自分の力になるという事を教えて貰ったように思います。
Mari先生に指導して頂き、今、カナダに来た意味が分かりました。
濃厚な2ヶ月間ありがとうございました。