就職感想文TESTIMONIAL

【2020年卒業】H. M
期間:2019年~2020年 合計8か月

去年2019年にVectorへ入学し、基礎英語クラスから上級スピーキングクラスまで計8カ月間、お世話になりました。
ちょうど今くらいの時期に初めてVectorに行ったんだなぁと、とても懐かしい気持ちです。

私は新卒後に金融営業、サービス業を経験しましたが、今後は日本に留まらず、より多くの人や企業と関わり合いながら仕事がしたいと考え、キャリアチェンジを決意。そのための英語力習得を目的にカナダへ留学しました。
 
そして帰国後の転職活動を経て、食品メーカーの海外事業部へ転職が叶いました。
現在はまだ研修中ですが、今後は展示会での商品説明や海外顧客のニーズ調査等、海外営業としての業務から、輸出に関わる貿易事務まで、英語での多様な業務に携わる予定です。
 
Vector生活の中で得たものを挙げたら数えきれないのですが、今回の転職活動において特に武器になったのは以下の2点です。様なプレゼンを経験できたことで、今後のキャリアビジョンがはっきり定まったこと
正直入学した当初は、自分がどんな風に英語を使いたいのか将来の目標は全く定まってはいませんでした。けれどVectorで毎日必死にコースワークをこなして英語や自分と向き合う中で、気づいたらそれがはっきりと見えていました。
私の場合、Mari先生のクラスで経験した「現地の大学で日本文化を紹介したプレゼン」、「YouTubeプレゼン」「英語で日本製品を売り込む商談を想定したプレゼン」が特に印象的な経験でした。これらを通して、日本製品や文化に対する世界からの関心の高さを肌で感じ、それを自分の言葉で発信するおもしろさを実感しました。
日本製品の魅力や楽しみ方を、英語を使って最前線で世界の人たちにもっと広めてゆきたい。これを軸に、「メーカー企業の海外営業職」を第一希望として転職活動を進めました。

今回グループ面接で他の候補者と一緒になる機会もあったのですが、「どうして海外で仕事がしたいの?」「英語を使う仕事はたくさんあるけど、どうしてこの業種・職種を選んだんですか?」という質問に対して、詰まってしまう人もたくさんいました。
その中で、英語を使ったその先で自分の実現したいことがはっきり見えていたこと、その裏付けとなる具体的な経験が数多くあったことは、他の候補者との差別化にもつながり、未経験業種・職種への転職を希望した私にとっては特に、効果的だったと強く感じます。

「相手に伝わる英語力」を得たこと

採用試験は日本語面接でしたが、入社後すぐにアメリカ子会社とのオンラインミーティングがあり、英語で自身の経歴や今後のビジョンについて話す機会がありました。
突然のことでしたが、Vector時代は毎日大勢の前でのプレゼンや即興英語の訓練を経験していたので、部長や現地のEnglish speakerを相手にでも臆することなく、堂々と自分をアピールすることができました。
そしてそれを受けて上司から指示があり、まずはシンガポールへの輸出を担当するチームに参加することになりました。

発音・発声が特に苦手だった私にとって、「伝える」というのは最大の課題でしたが、この8カ月間を通して、「どんな場でどんな相手に対しても、自分の感情をのせてはっきりと訴えかける英語力と精神力」が身に付きました。これは決して英語対応時だけでなく、日本語でのコミュニケーション時にも非常に効果的で、Vectorで得た最大の武器だと感じます。
去年の今頃、あれほど人に何かを発信するのが苦手だった私が、まさか1年後には人に伝える仕事に就くなんて。自分が一番びっくりしてます(笑)。
 
文法もカンバセーションも大勢の前でのスピーチも、全部苦手。Vectorで出される課題の中で、得意なものはひとつもありませんでした。そんなレベルから8カ月でここまで引っ張り上げて下さった先生方、スタッフの皆様、そしていつも助けてくれたクラスメイトには、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
 
現時点の直近の目標は、来年3月の国際展示会に参加し、新規契約をとることです。
そして将来的には、未取引の外国向けの新規商品を企画し、一人でも多くの人に日本の食文化を伝えてゆきたいと思っています。
専門用語など覚えることは膨大ですが、Vector時代のように日々目標に向かって一歩ずつ進んでゆきます!
本当にありがとうございました!
 

Takumi M.
期間:2017/02-2017/06

私は、キャリアアップを図るため4年3か月従事した会社を辞め、27歳で留学することを決意しました。前職で海外生産業務に携わる中で、国内では味わうことのできない刺激的な体験をし、「英語を使って仕事がしたい」「もっと大きな仕事に携わりたい」と思い、中学生以下の英語力で留学を開始しました。
最初はESLに通っていたのですが、ただ話しているだけでビジネスで通用する英語とは全く無縁でした。その後目的達成のためVectorに通いました。そこでわかったことは、文法も発音も何も知らないことでした。
授業は目から鱗がでるような新しい発見と目から汗(Vectorあるある)がでそうなくらいのたくさんの課題。毎日充実した日々を過ごすことができました。Vectorで養ったのは英語だけではなく、人前に立って堂々と話す度胸・自信です。Vector名物!?である面接のプレゼンテーションでは、30人以上を目の前にして英語で自己PRをしなければならない機会があります。これを経験していれば実際の就職面接は恐るるに足らないでしょう。
実際に帰国後の転職活動では1対5でも全然動じませんでした。しかも日本語であれば尚更余裕です。本気で英語を使って仕事がしたい人にはVectorはもってこいの学校だと思います。先生方も、本気でグローバルで活躍できる人財を輩出するという熱意でぶつかってくれます。
そして今回、完成車メーカー向けに車のボディなどを溶接する機械を開発、販売する会社の海外事業部の内定をいただくことできました。今回、海外事業本部長と話す機会があり「困難に直面しても諦めないで突き進むことが重要」と言われました。もし自分の英語力が心配で一歩進めない方がいたらとにかく挑戦してほしいです。その一歩としてVectorを利用してください。先生方が数々の困難を用意して待ち構えていると思うので!!!

Takumi M.
Natsumi F.
期間:2017/03-2017/04

私がVectorを通して得た最大のものは「自信」だと思います。「応用スピーキングコース:本科」を受けている2ヶ月間は決して大袈裟ではなく、人生で一番必死に勉強した期間でした。もちろん英語に対する自信もつきましたが、何よりも「自分ってここまで頑張れるんだ」という自信もついたことが自分の中で大きかったと思います。
帰国後は希望する企業(英語社内公用語を導入した大手企業)への就職が決まりました。最終面接では英語面接がありましたが、「落ち着いて堂々と、発音に気をつけて」と先生方に教わったことに注意して挑みました。Vectorのクラスを受ける前までは「英語で面接なんてとんでもない」と思っていた私が今回この内定を勝ち取れたのはVectorのおかげだと思っています。これからは仕事上英語が必須なので、今後もVectorで習った勉強法を継続し、向上していきます。

Natsumi F.
Risa U.
期間:2016/02 - 2016/04

私は大学を1年間休学し、英文学科で学んだ気になっていた自分の英語力を確かめるためにバンクーバーに語学留学をしました。

最初は語学学校に行き、着々と資格をとり、いろんな国籍の友達もでき、毎日英語漬けで過ごしている自分を正直心の中で褒めていました。また、ほかの留学生や先生方に言われる” Oh! You speak English very well!!!”を鵜呑みにしていました(笑)。そして残り2か月で日本に帰らなければならないという時期になった時に、プロとして英語を話さなければならない職種に就きたいと考えているのに、“なんとなく英語”を話していていいのか!?と、ふと大きな疑問を持ち、その時偶然知ったMari先生の授業に参加してみることにしました。

自分より1か月だけ長くいる生徒さん達の口から出てくる自分の知らない単語の多さ、こだわり抜いた正しい発音。当時の自分の過信を打ち砕かれました。そこから2か月。先生にはかなりダメ出しされながらも認めてもらいたい一心で、睡眠時間を削り、自分の持てるすべての時間を先生に教わった発音、単語、フレーズの暗記に充てていました。ルームメイトにも、ドライヤーの時間にまで何をそんなに唱えているの?と言われました(笑)。

そんな毎日を続けていき、また地元カナダ人の前でプレゼンテーションを行う場も設けて頂き、ビデオカメラの前や大勢の人たちの前で伝える英語を話すことができるようになりました。授業の最後の日には、将来の自分のやりたい仕事についてのプレゼンテーションを行いました。

そして帰国後、自分が就きたい職種のみ集中して就職活動を行っていました。中には英語面接も何度かありましたが、発音や話し方にも自信をもって受け答えできました。結果として、先生の最後の授業の中で発表した第一志望である某航空会社の客室乗務員として働かせて頂くことが決まりました。辛くて不安な就職活動でしたが、あの2か月があったからこそ、英語の面はもちろん、精神的に乗り越えることができた、と自負しております。これから夢を掴もうと思っているあなたも、Mari先生についていけば、自己実現の道はすぐそこかもしれません。

Risa Ueda
Yuichiro T.
期間:2016/07 -2016/10

留学を始める前は、「1年留学すれば相当英語喋れるようになっとるやろ!」と自分も含め皆がイメージすることでしょう。しかし1年後経った自分を考えてみると、下地がなかった私は相当上達したに違いないですが、留学前に描いていたほど喋れるとは感じませんでした。「英語が喋れる、使える」というのは、あくまで各個人の主観なのです。従って留学に行けば誰もが上達するとは限りません。

留学で得た最大のものは英語力だけではなかったと私は考えます。英語は最低限の必要条件であって、コミュニケーションのツールでしかありません。空気を読むことを気にしないメンタルの強さなどの方が圧倒的にものを言っている気がします。英語を生かした仕事をしたいと留学中に考えましたが、冷静になって考えると英語を使える人は何億人といます。その中で仕事をもらえる人材になるには、別の「武器」が必要になると気づきました。

ただ英語力を求めるのであれば、日本でも力をつけられるのではと思いますし、手間もお金もかからないと思います。

就職活動「前」に留学したことで良かった点を挙げると「自信」がついたことです。人前で自分の英語を何度も披露し、何度も間違えて、自分に「できねえな」と落胆しながらも、やらなければならない環境に比べれば、日本語の面接など恐れるに足りませんでした。総じて、「土壇場」と言える状況が何度もあったことが良かったのではないかと考えます。

「働いてから留学は無理だ!」と考え、実現した留学は、価値があったと心から思います。価値があったというのは、「日本での生活がいかに自分に甘かったか」を気づけたという点が大きいです。笑

私の留学での経験から、就活では「安定」と言われる企業選びから、厳しくとも自分の「武器」をつけるための企業選びに変わりました。それは、今後早い時代の流れに対応するために必要なのではないかと考えるからです。

留学に対して色々な意見があるとは思いますが、なんとなく過ごして楽しかったという思い出よりも、留学後の自分を考えて「行動する」ほうが投資した月日や金額に見合う留学になるのではないでしょうか。

Yuichiro Tani