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英単語増殖法
こんにちは。校長のMariです。
日本人英語学習者の方々を15年に渡って教える中、
みなさん「英語が話せるようになりたい!」とおっしゃるのですが、
やはり圧倒的に足りていないのが
単語
なんですね。
Vectorでは文法も大事、発音も大事、
すべての弱点をピンポイントで強化していきますが、
なにはともあれ単語がないと何も出てこない・・・
単語はいわや、LEGOブロックのようなものなのです。
ブロックの数は多い方がいい。
いろいろな違った形のブロックがあった方がいい。
「〜方がいい」というのは、その方が、
結果的にいろんなものをLEGOで作ることができる、という意味なのですが、
英単語も然り。
単語が多い方が、種類が多い方が、
いろんな文章を作りやすくなりますし、
その分、いわゆる「言いたいことが言えるようになる」
確率も高まります。
というわけで今日は、黄金の単語増殖法についてです。
まず、どちらかというと面倒くさがりの私が一番苦手だったのが、
A-Z順に単語が並んでいる単語帳をひたすら1ページ目から覚える、こと。
これはほんとにしんどかった・・・っていうか、無理だった笑。
Aから順に書かれているので、上下の単語になんの脈絡がなく、
ただひたすら上から覚えるのは、
脈絡のない数字の羅列を覚えるのと似ており。
私のように、ストーリー性がないものはなかなか覚えられない・・・!という方は、
やっぱり
「文脈を作ってその中で覚える」方が、
覚えやすいし残りやすい。
例えば【カナダ人の友達が日本に遊びに来た時に、神社を案内する】でいきましょうか。
(そう、文脈はけっこうありがちなものを設定した方が、後で使える確率もアップします)
神社=shrine
鳥居=torii gate
朱色=vermillion
などなど。
で、ここからさらにもう1ステップ!
ここからが、Vector式単語増殖法の出動です。
その一つでもいいので、
同じようなカテゴリーの単語を
同じ袋にどんどん入れ込んでいくのです。
例えばvermillionでやってみましょうか!
赤っぽい色を表す単語をどんどん見つけて、
「赤色」袋に入れていきます。
red:これは当然。袋にラベルとして書いてある単語ですね。
vermillion:朱色。オレンジがかった赤ですね。まさに鳥居色!
crimson:深い赤。真っ赤な口紅みたいのを思い浮かべましょう。
maroon:茶色っぽい赤。えび茶かな。
scarlet:鮮やかーな赤。緋色っていうのかな。
mahogany:少し赤味がかった茶色。フローリングの板を選ぶ時によく見ます。
あ、あとは、ヘアカラーの色とかにも使われてるかな。
magenta:明るい赤紫。むしろピンクっぽい色。印刷業界で使われているCMYKのMですね。
carmine:深ーい濃ーい赤。
burgundy:深い暗い赤紫。ワイン関連の言葉なので、どっしりとした赤ワインを思い浮かべてください。
こんな感じで、「赤red」の袋の中に、
どんどん言葉を投げ入れていきます。
いろんな言葉でこれを続けると、
それぞれの袋がいっぱいになって、
いつの間にか単語が2倍、3倍、5倍、10倍に!
「言いたいことが英語言える」という感覚は、
「いかに細かいところまで伝えることができるか」という感覚です。
赤、と一言で言っても、自分が伝えたい赤に一番近い単語があるかないかだけで、
伝えたいものが伝わるか、変わってくるのです。
Vectorではどのコースでも教師が単語増殖法を推進しながら、
効果的な英語学習方法をクセ付けています。
ぜひ一緒に頑張ってみませんか?