Hasumi Takeda
TESOLという資格を取ることが、バンクーバーに来た1番の目標でした。学校に通っている時は、カナディアンの先生や韓国人の友だちと英語で話したりしていて、英語を使っている感じがしていましたが、いざ幼稚園での教育実習をしてみると、子どもの英語がほとんどわからない、自分の英語も通じない、幼稚園の先生に対して言いたいこと聞きたいことがあるのに、一文言い切るのがせいいっぱい。聞いてもらうこともできなくて、「これはやばい!これで日本に帰れない!」と思いました。
実習が終わるとすぐに、
「バンクーバー、英語、話せる、日本人」とネットで検索すると、トップに出てきたMariクラス。ちょっと難しそうだなー。違う所ないかなー。あ!あった!と思ったら、Mari先生が以前教えていらっしゃった学校での同様のクラス…
いったんMariクラスを予約したものの、自分の英語を叩かれるのが怖くて、その後もファームステイや別のESLを検討する日々でした。しかし、相談していたエージェントさんは「HasumiさんにはファームステイよりもMari先生クラスが必要です!」と明言されました。まだ心の準備ができないまま、デモレッスンに行った時、先生が日本の英語教育を批判されていて、講師なりにプライドを持って子どもたちに教えていた私は実は「くっそー!」と思っておりました。(先生のことですから、見透かされていそうですが。)
しかしそこで逆に火がついて「負けない!」と思い、会話アウトプットクラスや通訳プレコースも取って、Mari先生クラスに入る前に出来るだけ準備運動をしておこうと思いました。
申し込んだ時点では、私の思う「英語を話す力を伸ばすこと」と「Mari先生のクラスで教えてもらうこと」はギャップがあると考えていました。卒業式の日には否定しましたが、実際のところ、初めはそう思っていたんです。
しかし、膨大な数の単語、毎日練習する文章や、宿題で出るshadowingの文章、プレゼンの時に作った文章などが、自分の中に染み込み、聞いてわかる、発音出来る、単語を変えても話せる「武器」に変わっていくのを、2カ月を通して次第に感じるようになっていきました。
さらに、お店やレストランに入ってCanadian と話していても、以前より伝わりましたし、何より自信を持って話すことができました。
また、私の想像を超えて、Mari先生が面白いこと好きで、私自身あんなにイジられることになろうとは思ってもみませんでした(笑)。特に後半の1カ月は毎日がとても楽しかったですし、のびのびと勉強に打ち込むことができ感謝しています。今も自己肯定感maxです。ロータリークラブでは、大勢のカナダ人の前でスピーチも出来ましたし、悔いはありません。
そんな私は今、夏にある教員採用試験に向けて猛勉強中です。時差があるにも関わらず、Mariクラスに通っていた頃と同じように、朝4時に目が覚めます。
さらに、Mari先生クラスに通ってからよく言われるようになったことは、負けず嫌い&完璧主義。今は参考書をガン見し、分厚い問題集を片っ端から、自分の満足できるまで解く日々です。
Mari先生クラスに通わなかったら、きっとこんなに集中して楽しみ、勉強できなかったと思います。自分に合う勉強方法を見つけられなかったと思います。自分をもっと甘えさせてたと思います。
ここにもMari先生クラスに通っていた効果が発揮されているのです。
先生、見ててください。今年こそ教員になって、数年後日本の英語教員変えます。目の前の子どもたち、幸せにします。その思いを確固たるものに出来た2カ月間でした。
Mari先生も体と命(ちょっと大袈裟?)削りながらご指導くださり、本当にありがとうございました。Mari先生節、これからも楽しみにしていますが、お体だけはお大事にされてください。