Mari先生はじめVectorの先生方、スタッフの皆様、そして一緒に試練をくぐり抜けたクラスメートのみなさん、ありがとうございました。Vectorで過ごした6ヵ月間は大学受験よりも就職活動よりも真剣に自分と机に向き合った半年だったように思います。
「性能の良い翻訳ツールがあるのに、わざわざ英語を学ぶ必要があるのか」と、渡航前に言われたことがあります。この考えにも一理あります。ですが、言葉は大切なコミュニケーションツール。言葉を扱う仕事をしている私にとっては機械に頼らず自分の言葉で相手に質問して話を聞き、理解できるようになることが目指すところですので、ビジネスの場で使えるスピーキング力の向上に力を入れているVectorを選びました。合わせて、「発音」を学べるところも決め手でした。
APSクラスでは英語をテンポよく口から出すことを徹底的に練習します。これが本当に大変でした。言いたいことはあるのに英語に落としこめない、何と言っていいかわからない。スピーチはうまく作れるのに即興会話は全然だめ。多くの日本人が陥るところでもあると思いますが、こうした課題をクリアするための必要な武器を得られるのがAPSクラスです。Mari先生のアドバイスはいつも的確で、グサッと刺さります。そうすればよかったのかと道が開けたような感覚を得るのと同時に、わかっているのにできない悔しさもあり、3歩進んで2歩下がる毎日でした。
授業の中ではネイティブスピーカーと話す機会もたくさんあります。UBCの学生の前で英語でプレゼンをおこなったり、会話をする機会もいただきました。様々なコースワークの中で得たものは本当にたくさんありますが、その中でも特に効果があったと感じているものは3つです。
1. Conversation –
発音とイントネーションの重要性、何をきっかけにどのように会話に入るか、どのような話題を振って会話を回すかを実践で学べたこと。一方的に言いたいことを言うだけでは会話は回らず、音を外すと何を言っているか理解してもらえず、イントネーションが付いていないと聞きにくいのだと気づかされました。
2. Shadowing – 音の出し方、リズムの取り方、強弱など英語特有のイントネーションと息の使い方を学べたこと。集中して音をとりにいくのでリスニング力も向上したように思います。
3. Vocabulary –
Mari先生から与えられる単語はどれも有用で即効性が高く、辞書を引かずに意味がとれる単語が増えたこと。この単語を自分の中に定着させ、会話でコンスタントに出せるようにしていくことが次のステップです。
Vectorに通った半年のうち、後半の3ヵ月では心が折れそうになったこともありましたが、入学当初と今を比べると大きく変わった自分がいて純粋に嬉しく思っています。それと同時に日々の積み重ねこそがすべてなのだと実感もしています。加えてVectorは幅広い年代の、様々な職業の方が集まっているので、英語を学ぶだけでなくいろいろな話ができたことはとても楽しかったです。同じ志を持った仲間と出会えたことに感謝しています。
Mari先生に教わった方法で自己学習を続け、Vectorで培った英語力を維持し向上させていきたいと思います。
半年間、大変お世話になりました。ありがとうございました。
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