こんにちは、校長のMariです。
今週はArctic air（北極気団）が流れ込んでくるせいで、
バンクーバー一帯の気温がどんっと下がり、
wind chill（体感温度）はマイナス１５度まで下がる、とも言われていましたが、
予報の通り大雪もやってきました、バンクーバー。

こうなると、公立学校、カレッジや大学も全面的に休校になります。
今日はVectorも休講です。

「バンクーバーの冬って
だいたいどれくらい雪が降るの？」
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Weather Altasによると、
１年間で平均して８〜９日ほど雪が降り、
トータルで３８cmほど積もるそうです。

でも今回はこんなに積もりましたぜ・・・！！

これは今日だけでも３８cm、いってませんか？？
ちなみにCurrent Resultsによると、
一番雪が降る月は１２月と１月。

でもバンクーバーと言えばやはり「雨」の代名詞で、
年間１６５日が雨。
それに比べると雪はあまり降らない、という感覚ですね。

「バンクーバーで大雪が降ったら
学校や会社はどうなるの？」
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多くの公立学校がまず朝６時ごろに、
SNOW DAY
というアナウンスを出します。
これが出ればその日子供達は
「やったー！今日学校ない！」となります笑。

休校決定は、雪の多さだけではなく、

そこから派生する様々な事柄も考慮されて
出されていると思われます。

＜雪の多さ＞
家の前に積もっている雪の物理的な量は
もちろん第一に加味されますよね。
徒歩での通学が困難ではないか、危険ではないか。
同時に風の強さなども重要な要素ですね。

＜道路の凍結度＞
大学生などは車で通学している人も多いですね。
実はウィンタータイヤをつけていないという車も
多いバンクーバー。
今日も朝から多くの高速道路で車がスピンしてました。
また、自分がきちんとしたタイヤをつけていても、
つけないで道路に出てくる強者の事故に巻き込まれる…
という可能性も高いのです。
なので、いろんな意味で無理に無理は重ねたくない、
という状況ですね。
また、雪が積もっていない場合でも気温がとても低い時は
black ice
という凍結現象が起こります。
これは氷が黒いのではなく、
「あまりにも透明度が高い氷なので下のアスファルトの黒が透けて見える」
という氷のことで、
あるのに気づかないので滑る人が多いのです。

＜交通機関の麻痺加減＞
これが実は一番じゃないかと思うのです。
バンクーバーの二大交通機関というと、スカイトレインとバス。
この二つが動かないもしくは大幅に遅延や迂回となると、
バンクーバー市民はほとんど動けません…
スカイトレインはくるりと回って運行されているので、
どこかの駅でシステムダウン、
どこかの駅で一つの電車が立ち往生、
となると回らなくなるのです…
例えば今週の場合は
電車の本数が減らされたのでホームにいる乗客が溜まって、
ホームにあがるまでに３０分かかるーーとか。
ホームに上がれても次の電車に乗れるまで３０分待つーーとかですね。
ちなみに満員の電車に巧みに乗客をさらに詰め込む駅員さんは
もちろんおらず。
昨日などは帰宅時にまったく乗れず、
乗れるまで１時間駅で待ちました・・・

＜今日１日全体の天気予報＞
少し晴れてきたな…と思っても、
午後からまた降雪の予報や警報が出ていれば、
１日通して考えるとSNOW DAYにした方がいいと
判断されることもあると思います。
今日もお昼くらいに一度電車にも乗れる時間帯がありましたが、
結局その後吹雪いてきましたね。

などなどいろいろな要素を鑑みて出される
SNOW DAY。

せっかくなので授業のない日は
暖かい部屋でゆっくりと休養し、
明日への活力を養うことができればいいですね！