※本ブログは2021年5月21日時点の情報としてお伝えします。
【コロナウイルスの英語に関する記事はこちら】
こんにちは、Vector International Academyです。
バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では2021年5月中旬には、12歳以上の人までコロナウイルスのワクチン接種はオンラインにて登録ができるようになっており、30歳以上の人くらいなら、今月中に実際にワクチン接種ができるペースで進んできています。
複数名のスタッフがワクチン接種ができましたので、その様子をお知らせいたします。
なお現地でのプロセスは接種会場によって異なり、また副反応の度合いも個人によってまちまちなので、あくまでも参照程度にしていただけると幸いです。
まず、カナダ・BC州では2つの方法でワクチン接種の予約が取れます。
・バンクーバーやその近郊都市では薬局でのワクチン接種は個人で直接薬局に予約。
・BC州(バンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州)の州政府が展開するワクチン接種。
こちらは年齢別に上から順番に専用ページで予約をすることができ、一番下は12歳の子供まで接種可能となりました。私たちは基本的に、この州政府が展開するワクチンの順番を待っていた組です。
1)ワクチン接種登録
まずは5月上旬に指定のウェブサイトで「ワクチン接種登録」を行いましたこの登録は、年齢ごとにいつから登録できるのかが異なっていました。オンラインにて登録するにはBC州の健康保険であるMSP (Medical Service Plan)の番号が必要です。MSPがない方は電話や対面窓口などで予約を取ることができます。
こちらに登録しておけば、自分が予約をとれる順番が来ると自動的に「予約取ってください」というお知らせが来ます。
※この自分が予約を取れる順番は、住んでいる地区や持病によって早く案内が来る=優先案内になる場合があります。
2)予約開始のお知らせ
ベクターのスタッフはほとんどが登録の際に「メールでお知らせ受信」を希望していたので、メールが届いたという形です。メールかショートメッセージかが選べます。メール真ん中ほどにある「Book my appointment」リンクをクリックすると、該当予約ページへ飛びます。そこでワクチンを受ける日にち、時間、会場を選んで予約完了です。
予約案内メール
3)コロナウイルスワクチン接種
BC州ではコロナウイルスワクチン接種をスピードアップするCOVID-19 Immunization Plan(詳細はコチラ)を立て、フルタイムの人でもパートタイムの人でも、ワクチンを接種するために必要な時間は仕事を抜けてもよく、それによって仕事を追われることはないという方針も打ち出しています(A job-protedted leave)。このようにして、自分が受けられる日が来たらすぐに接種するよう促しています。
Vectorのスタッフはバンクーバーの接種会場「カナダプレイス」へ行きました。
カナダプレイス
カナダプレイスの会場案内看板
どの会場でもだいたいこういった看板があるのと、多くの人がいるため、会場まで行けばだいたいわかります。
その他の会場の案内看板
ちなみに会場内はどこも撮影禁止となっていたのでパシャパシャ写真を撮らないように気を付けましょうね。
会場の様子は場所によってかなり異なっており、例えば上記カナダプレースの場合は、自分の番が来たらお医者さんと話をして(問診)、その後別の部屋に移動してワクチン接種、という流れでした。
一方でバンクーバー近郊都市の場合は、待っている間に問診票のようなものを配られたのでまずはそれを記入。
自分の番が来たら会場いっぱいに同じ方向を向いて並んでいる椅子の一つに座り、そこにお医者さんが移動問診しに来てくれるところもあったそうです。
先に配られた問診票
現在ワクチン接種したVectorのスタッフはPfizer(ファイザー)かModerna(モデルナ)でしたが、選ぶことはできませんでした。同じ日でも、会場によって違う会社のワクチンだったこともあり、またどのワクチンか伝えられるのは実際に注射される直前でした。会場や時間帯にもよりますが、接種したベクターのスタッフは全員40分前後で出てこれました。
※ワクチン接種後は15分間、指定の場所で待たなければなりません。もしもそこで何か異変を感じたらすぐにスタッフに話してください。
4)接種後もらえるもの
幸いうちのスタッフはみな元気に会場を後にしました。
そしてもらえるのがこの「ワクチン打ちました」シール。
「ワクチン打ちました」シール
シール赤バージョン
これも会場によってもらえるシールが違ったようですね笑。
また名刺サイズの『ワクチン接種記録カード(COVID-19 Immunization Record)』ももらえます。
ここには、
ご自分の名前と、
打ったワクチンの種類、
ワクチンの保管されていたロット番号、
そして接種日が記入されます。
このカードは後日2本目を打つときに必要となるので、大事に保管しておいてくださいね。
コロナワクチン接種記録カード
そしてさらにもらえるのが、ワクチン接種後に可能性のある副作用が説明された紙です。
British Columbia Ministry of Health(BC州保健省)とBC Centre for Disease Control(BC州疾病予防管理センター)が出しているCOVID-19 Vaccination Aftercare(コロナワクチン接種後のしおり)を日本語訳とともに載せておきます。
※下記はあくまでもプリントの翻訳です。内容の詳細については作成団体へお問い合わせください。
【接種後の副反応】
ワクチン接種後1〜2日に下記のような副反応が出ることがあります。
接種箇所の痛み、赤身、痒み、腫れ(接種後すぐもしくは7日後)
わきのリンパ腺が腫れる
疲労感や頭痛
発熱や悪寒
筋肉痛や関節痛
吐き気や嘔吐
【副反応が起こったら】
痛みがある箇所
↓
冷水で濡らしたタオルをあてる、保冷剤を巻く
副反応の症状がひどい場合
↓
アセトアミノフェン(Tylenol)やイブプロフェン(Advil)などを服用
ASA(Aspirin)は18歳未満に使用してはいけません
副反応はほとんどの場合軽症で、何もしなくても引いていきます。
【気を付けなければならない症状】
・ワクチンの副反応の中にはコロナの症状と似ているものもありますが、
ワクチンによってコロナにかかることはありません。
・喉の痛み、鼻水、咳、呼吸系の問題などはワクチンの副反応ではありません。
・コロナの症状を少しでも感じたら、BC COVID-19 Self-Assessment toolで自己チェックしてください。
・気になることがある場合はかかりつけの医師に相談するか、
8-1-1(Health Link:BC州の看護師に直接相談ができるホットライン)をご利用ください。
・ワクチンの副反応の症状は概ね軽いです。
ひどい副反応やアレルギー反応が出た場合(じんましん、顔や舌や喉の腫れ、呼吸困難など)は、
病院へ行くか9-1-1(救急車)に電話してください。
その際はコロナワクチンを接種したとお伝えください。
【2回目のワクチン接種について】
・ワクチンを打つ担当者が、2回目のワクチンはいつ頃になるかお知らせします。
コロナの免疫をつけるためには2回のワクチン接種をすることが重要です。
・2回目のワクチン接種の際には、ワクチン接種記録カードをご持参ください。
接種記録はHealth Gatewayにも載っています。
www.healthgateway.gov.bc.caで登録してください。
【注意】
・2回目のコロナワクチン接種の前に何らかのワクチンを打つ必要がある人は、
そのワクチンをいつ打つべきかまず医師にご相談ください。
・コロナの抗体ができるのに、ワクチン接種後約2週間かかります。
そこまでは完全に免疫ができているわけではないので、
その間もしコロナ患者に接触した場合はコロナウイルスに感染する可能性があります。
・コロナワクチン接種後の経過観察のため、連絡させていただくことがあります。詳細は(CANVAS-COVID.ca)まで。
【ワクチン接種後も保健指針にしたがってください】
2メートル(6フィート)の間隔を保つ
定期的に手洗いをする
マスクを着用する
その他の指針や制限に従う
本記事でもお感じいただけるかもしれませんが、
ワクチン接種はかなり進み始めています。
また入国制限に関する嬉しいニュースとして、
まずはカナダとアメリカの国境が開く時期についても、
カナダにいる75%以上の方がワクチン接種が終われば開ける方向で考えているそうです。
※1回目なのか、2回目なのかは不明です。
ただ、まずはカナダ国内各地の規制緩和が早くされると嬉しいです。
ちなみに、この記事を書いたVector International Academyって?
とお感じになられた方!
ベクターはバンクーバーにある日本語で英語を学べる学校です!
無料レッスン(オンラインの可能性もあり)がありますので、
海外で日本語で英語を学ぶ学習方法について
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